エアコンの電源の100Vと200Vについて。
2022年06月20日
「エアコンの電源の種類で、
単相100Vというのと、単相200Vというのがあるのですが何のことなのでしょうか?」
一般的に、皆さんが住まわれているご家庭に送られてくる電気は、
1つの電源から往復2本の電線で電気を送る単相2線式と呼ばれる交流電気かもしくは、
単相3線式の交流電気の二通りで、
2つとも通常使用しているコンセントの電力は単相100Vになります。
普通の電柱は一番高いところに3本の電線が張られていて、これは6,600Vの三相交流配電線というものです。
工場やビルにはこの電気が送られています。
一般の家庭には、柱上変電器というものによって6,600Vの三相交流から100Vの単相交流に変圧して送られてきています。
電柱からご自宅の方に2本(黒白)もしくは3本(黒白赤)の電線が張られていれば、それはご家庭に送られてくる電線(引込み線)です。
また、三相交流配電線の下に3本の垂直配列に張られている電線を見ることがあります。
これは先ほどお話した単相3線交流配電線と呼ばれる方式で、2組の単相交流を3本の電線で送る方式です。
これは,1つの系統で100Vと200Vの2種類の交流電圧を得ることができ、単相2線式で送る場合よりも電線重量が少なくてすむと言うメリットも持っているので現在ではほとんどの配電線や屋内配線に多く使用されています。
容量の大きいエアコンになってくると単相200V仕様になっているものがありますが、単相3線式交流配電線が家庭の分電盤に来ていれば分電盤のSブレーカー(電流制限機)を遮断してエアコン専用コンセントの安全ブレーカーを100Vから200Vに変換する工事(電圧切替工事)をおこなえば、切り替えたコンセントに200Vの電流が流れるようになり、単相200V用の専用コンセントを使用できるようになります。
ご自宅のブレーカーが単相2線式でしたら100Vから200Vの変電工事は出来ません。
しかし、単3切替工事というものをすれば使用できるようにもできます。
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